検索や抽出などに使うSELECT文は、Baseのクエリーを使う方法でOKです。
しかし追加、更新、削除に使うSQL文である、INSERT、UPDATE、DELETEは、Baseのクエリーでは実行できません。(Accessでは出来るのですが)
でも大丈夫です。解決方法を説明します。
OpenOffice.org Baseの場合は、メニューの ツール → SQL に、もうひとつのSQL実行環境が用意されています。
【1】以下のように「SQL」を選択します。

【2】「SQL ステートメントの実行」画面が表示されました。

【3】「実行コマンド」の欄にSQL文を書き、「実行」ボタンをクリックします。

ただしテーブル名は、""(ダブルクォーテーション)で囲う必要があります。
例
INSERT INTO "T01Prefecture"(PREF_CD,PREF_NAME) VALUES(48,'テスト');
*上記のSQL文は、テーブルT01Prefectureに、PREF_CDが48のレコードが無い場合です。
【4】ステータスの欄に、以下のようにメッセージが表示されれば、成功です。
1:コマンドは正常に実行されました。

【5】終了するときには、「閉じる」ボタンをクリックします。

【6】テーブルT01Prefectureのデータを確認すると、新しいレコードが追加されています。

【補足】
このSQL実行環境では、SELECT文の結果は表示されません。
したがって、前回のクエリーによるSQL文の実行と、上手く使い分ける必要があります。
Accessでは、クエリーだけで全てできるので、比較するとちょっと不便ですね。
Baseの操作のコツを掴み、慣れてくると問題ありませんが。